家づくりの基礎

旗竿地はプランニング次第で成功する!メリット・デメリットとコツについて解説

 

たくや
旗竿敷地は一見、敬遠されがちですが条件をしっかりと確認することでメリットがあったりして通常の敷地形状よりもお得な場合があります。

 

こんな方におすすめ

  • 旗竿敷地とは
  • 旗竿敷地のメリットとデメリット
  • 見ておく重要なポイント

 

ココがポイント

この記事を読むことで、見落とされがちな旗竿敷地がお得に購入することができます。むしろ、住まいの条件によってはこちらの方がいい場合があります。建て売りでも旗竿敷地は当たり前のようにありますので。

 

旗竿敷地とは

 

旗竿地とは道路から細い道のような敷地の形状の奥に敷地が広がっている土地のことをいいます。

 

まさに、端の形のようなことから旗竿地や旗竿敷地と呼ばれています。

(スーモHPより)

建物が建てられる敷地と言うのは、道路に敷地が2m以上接道(道路が敷地と接していること)しなければならないと言う建築基準法の決まりがあります。

 

そのため最低でも2mは接道していると言うことになります。

 

ただ、インターネットでも最近よく広告で見かける再建築不可と言うものはこれが2m以上接道していないものなのです。

 

土地購入前に気をつけておきたい点は別の記事で解説いたします。

 

さて、この旗竿地と言うのはどうすれば快適な住宅を建てられるのか、そういった目線でメリットとデメリットを解説いたします。

 

旗竿地にはメリットとデメリットが数多くあります。次の章でそれらについて解説したいと思います。

 

この旗竿地は以前は特殊な形状とされていましたが、近年では相続などから大きい敷地の分割化などから増えていることが特徴です。

(スーモHPより)

旗竿敷地のメリットとデメリット

旗竿敷地を選ぶ際には必ず、メリットとデメリットを知っておきましょう。

メリット

  • 価格が安い
  • プライバシーが守りやすい
  • 車の通る音を感じにくい
  • 細い路地上部分の工夫ができる

旗竿地は一般的には通常の敷地よりも坪単価は低くされています。

 

また、人通りの多い敷地から建物までに距離がありますので、プライバシーの保護が容易になります。

 

細い路地状部分は車を置くか、それ以外の自転車などを置くか、それとも外構のデザインに拘るかデザインの枠は広がります。

デメリット

  • 採光や通風には設計の工夫が必要である
  • 路地上部分の幅によっては駐車スペースを考慮する
  • 防犯面には気をつけたい

ほぼ敷地の周囲に建物がある環境になりますので、採光や通風の計画はしっかりチェックしておかなければ暗くて淀んだ住環境になりかねません。

 

また、人通りが多い道路から離れている落ち着きがある反面、人の目がいかないので泥棒には良い環境になってしまいます。

 

空き巣に入られにくい窓の配置やセキュリティを入れましょう。

見ておく重要なポイント

 

もし、あなたが旗竿地の購入を検討しているならば最低でも下記の条件だけは見ておいた方が良いでしょう。

 

後は別記事にも記載してありますが、敷地は必ず現地に行って確認をしましょう。

  • 道路に2m以上接道しているか
  • 隣地の建物は2階以下か
  • 路地状部分を含め敷地内の高低差(階段や坂道など)はないか

 

上記の3つは必ず確認しておきましょう。

 

これらを確認せずに購入をしてしまうと、建築のコストが大幅にかかることになったり、最悪は建築ができないまたは工務店に断られる可能性があります。

 

また、隣地の建物を見ておかないと、自分の家に住んだ時にこんなはずではなかったと言うことになってしまいますので必ず確認しておきましょう。

 

当ブログでは住宅購入で気をつけておきたい点をまとめています。

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  • この記事を書いた人

takuya

【経歴】
大手ハウスメーカーに勤務
住宅営業や設計、分譲住宅の施工管理を経験し川上から川下まで一通り経験。
大手デベロッパーに転職
・建築職として現場から設計などを含めたプロジェクト管理を担当
【資格】
・一級建築士
・宅地建物取引士
・1級建築施工管理技士

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